2018.01.29

気になる肌の乾燥…正しいケア(対策)を知れば冬のピリピリも怖くない!

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気になる肌の乾燥

冬は空気が乾いているため、日頃から肌の保湿に気を使っている方でも、乾燥を感じることがあるのではないでしょうか。乾燥したままにしておくと、肌のキメが崩れるだけでなく、ピリピリと痛みを伴うこともあります。

しかし、間違ったケアをしてしまっては、ますます悪化してしまう可能性も……。

そこで今回は、冬の乾燥肌のための「正しいケア」をご紹介します。

冬の乾燥肌、つらい症状とは

肌のタイプは人それぞれですが、冬の乾燥肌の悩みには共通項が多いかもしれません。

例えばこんな症状はありませんか?

かさかさ

皮膚表面の水分がなくなってしまい、かさかさに乾燥してしまった状態です。角質層に亀裂が入り、まるでひび割れた大地のように見えてしまうこともあります。

粉ふき

乾燥したところにおしろいをはたいたかのように、粉ふきが出てしまう症状です。化粧ノリが悪くなり、メイク崩れも起こしやすくなります。

ひび割れ(ぱっくり割れ)

指や関節など、頻繁に動かすところにできてしまうのがひび割れです。水仕事やシャンプーのときなどに激痛が走るので、見た目以上に「苦痛」な冬のトラブルです。

ピリピリ感

皮膚の表面に電流が走っているかのように、チリチリ・ピリピリとした違和感がある状態。かゆみも伴うため、不快に感じることもあります。

冬の乾燥肌の原因は?

冬の肌トラブルは、空気が乾燥しているから仕方ないと諦めていませんか。乾燥肌がなかなか治らない場合、空気の乾燥だけが原因とは言い切れません。

私たちの肌は、いつもは「皮脂」「天然保湿因子」「細胞間脂質」という3つの物質によってうるおいが保たれています。天然保湿因子とは、アミノ酸や尿素など肌の角質層に存在する成分のこと。細胞間脂質は、セラミド、脂肪酸などで構成されており、肌の細胞同士をつないで水分の蒸発を防ぐ役割を果たしています。

しかしこれらの物質は、空気中の湿度が下がると減少し、うるおいのバランスが崩れてしまいます。

また、冬は寒いので、お風呂でゆっくりと身体を温めたいという方は多いでしょう。しかし、お湯につかることによって角質層がゆるみ、天然保湿因子や細胞間脂質がお湯に溶けてしまうため、肌は乾燥した状態になります。

さらに、湯上がりの乾燥した空気にさらされてダメージを受けることで、かゆみが出る恐れがあります。

乾燥してかゆいからといってかきむしると、肌の修復スピードが間に合いません。

かき壊すと傷のようになり、跡が残ってしまうこともあります。

冬の乾燥肌を改善する正しいケアとは

正しいケアで乾燥肌を改善それでは、つらい冬の乾燥肌を少しでも改善するにはどうしたら良いのでしょうか。

正しい保湿をする

正しい保湿とは、油分と水分のバランスが良い保湿のことです。

化粧水だけでは水分が蒸発してしまいますし、オイルだけでは肌の奥まで保湿をすることができません。

まずは化粧水でやさしくパッティングをします。肌の隅々まで水分をいき渡らせ、その後にオイルやクリームでしっかりとふたをしましょう。

また、入浴後は早めの保湿が重要です。お風呂上がりの肌表面が柔らかい状態で保湿をすることにより、水分が身体から逃げるのを防げます。

湿度に注意する

冬場は空気が乾燥して、室内の湿度も下がってしまいます。部屋やオフィスに湿度計を置く、加湿器や空気清浄機でコントロールする、就寝時にはベッドサイドにスチーマーを置くなどして湿度を保つことが大切です。

生活習慣を見直す

見落としがちですが、生活習慣にも注意が必要です。

ストレスや暴飲暴食、睡眠不足などでも肌はダメージを受けます。また便秘などが続く場合も、肌荒れにつながることがあります。

生活習慣の見直しは、肌の乾燥対策だけでなく健康的な身体づくりのためにも有効です。

セルフメディケーションで対処する

最近ではドラッグストアでさまざまな医薬品を買うことができます。自分の肌質や状態を見極めて、合いそうなクリーム・軟こうを試してみるという方法もあります。

とはいえ、自分で買う薬はあくまで自己判断。迷ったときは薬剤師さんなどに相談するようにしてくださいね。

皮膚科に行く

あまりに乾燥が激しく生活や仕事に支障が出ているときは、医師の診断を受けましょう。

正しいケアの方法を聞いたり医薬品のクリームを処方してもらったりすることで、かゆくてたまらない日々を乗り切ることができます。

おわりに

乾燥肌は美容の観点からだけでなく、生活の中でストレスにつながるつらい症状です。

冬だから仕方ないと我慢せず、乾燥していると気づいたらまずは自分でできるケアをしてみてください。

このコラムを参考にしていただき、この冬は、乾燥の症状が悪化する前に改善に取り組みましょう。

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